『peer(ピア)についての勉強会を行いました~前編~』
こんにちは。最近新しいピア仲間が少しずつ増えてきているので、あらためて「ピアとは何か」勉強会を行いました。その資料を一部ご紹介します!
Peer(ピア)ってなあに?
ピアって聞いたことがありますか?
わかるような、でも何かわかりづらいような。
今日は「ピア」と「リカバリー」について、ピアプロジェクトのメンバーで一緒に学びたいと思います。
ピアサポーター・ピアスタッフは山岳ガイドに例えてみる
ピアサポーターやピアスタッフは山岳ガイドに例えられることがしばしばあります。
『この先は切り立った崖があるよ、あっちには美味しい水があるキレイな沢があるよ、この先もっと登ったら急に冷え込むから厚着をおススメするよ。でもどうするか決めるのはあなただよ、だって私は単なるガイドであなたではないから。』
ピアはあくまでもガイドであって、その人(他のピア)ではありません。ピアにとって美味しかった沢の水がその人にとっても美味しいと感じるかはまた別です。自分の経験から崖や水辺の場所は教えても、どの道を行くかはその人自身が決めることです。
ピアは自分の過去や現在の経験や葛藤をさらすことで、それまでとは違った人生の景色を他のピア(仲間)に見せることができます。
自分のリカバリー経験(症状の克服に至る経験など)を生かして支えあうことを「ピアサポート」と呼ぶことがあります。
お互いに同じような精神疾患やコミュニケーションで苦しんだりする経験をしているからこそ、その経験者であるピアから「私はこんな失敗を繰り返した」「私はこのようにやってきた」「こんな工夫をした」「こうすれば上手くいった」「こうしても上手くいかなかった」というリカバリーストーリーを共有すること、活動をピアと共にすることで希望を継承していくと言われています。
そんなピアサポートですが、いつでも制限なく他のピアの相談にのったり自分が体調を崩したりなど、プライベートな時間を削ってまでするのは違います。あくまでもピアは自分が元気でなくてはなりません。
(参考資料 精神障がい者ピアサポート専門員養成のためのテキストガイド)
最後までご覧下さりありがとうございました。次回は3/29水曜日に更新予定です。ぜひまたご覧ください(=゚ω゚)ノ